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とつとつと

シンジーのブログです。語る口調がとつとつとしているかな。

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祖母が2月の27日に他界しました。
最後まで、苦しそうだったのが可哀想に思いました。
92歳なので、大往生ですが、私も含めて親族は100歳は軽く越すだろうと思っていたのです。
しかし、去年に手術をしてから、とんと元気というものが無くなり、衰えて行くのばかりが目に映るようになりました。

通夜が明け、告別式が終わり、火葬場で骨になり、その骨も、お墓に入りました。
まだ、喉仏だけが置いてありますが、来年に本願寺におさめるそうです。

私は一緒に暮らした身内を亡くすのが、初めてでした。
中学生の時から祖母とは激しくケンカするのが、日常でした。
私は、女は料理と裁縫が出来て、男に仕えるものだという祖母の考えが気に入らなかったのです。
毎日、家事手伝いが待っていました。
でも、弟達は言われない。
それでも、また言い争いになりました。

私の言うことは、男女平等、何でも話し合いで解決出来るということだったのですが、もう、子供が上に向かってそんな口を利くとは!!って感じで、全く受け入れてもらえないばかりか、理不尽なことを言われる度に傷付いて、心は荒んで行く一方でした。

私は結婚して家を出ました。

今度は、おまえは嫁に出たんだから、です。

離婚したあと、母を頼りにすると、自分でなんとかせい!が帰ってきました。

とにかく、優しくしてくれたのは、幼稚園のとき、成長痛で膝下が痛くて泣いていると、さすってくれたことです。
何時間でもさすってくれたように思います。
母はその時、あ、そう、といった感じで私をちらっと見て、終わるだけでしたから、その手の温もりは今も忘れられません。

でも、下に弟が出来たことが、祖母の関心が、いっぺんにそっちへいってしまったのでしょうね。

私はそれ以外には、怒られてばかりの記憶しかありません。

自分の中では特別なおばあちゃんでしたが、祖母にとっては、そんなことはなかったようです。

人は死んだら、灰になる。
おばあちゃんは、人間何をしていても、いずれ灰になるのだということを、教えてくれました。

49日が過ぎるまで、いろんなことがありましたが、死ぬということがどういうことか、少し分かった気がします。
自分と子供との関係も、見つめ直す機会が出来ました。

貴重な体験、ありがとう、おばあちゃん。
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今は小説にチャレンジしたいと思ってます。娯楽性が高いのが書きたいけど、読み捨てされるのは嫌だ!どうしようかな?

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